【税務調査が来る！漫画家も注意！】税務調査では何を見る編
汐留税理士事務所の漫画家向けコラム編集者です。
- 漫画家の皆さま、また今後活躍される漫画家の皆さまの会計・税務の知識、また節税などのお力になれたらと思っております。
今回も税務調査についてのお話になりますが、さて今回は税務調査官がどのような事は見ているかについてお話させていただきます。
目次
売上の計上漏れ
取引先との明細に金額の差異はあるか。
通販、グッズ、電子書籍などをちゃんと記載する必要があります。またコミックマーケットなど現金でのやり取りがある場合は特に注意が必要です。
在庫の計上漏れ
ご自宅にご自身の漫画やグッズの在庫置いてありませんか。
未使用のコピー用紙やトーン、細かい在庫漏れございませんか。
在庫管理における棚卸ろし業務も一つの手法です。
事業の為の出費？プライベートな出費？
背景の参考のために行った旅行。
ポーズの参考に買ったフィギュア。
研究のために購入した自分以外の漫画。
アプリの課金、DVDやCD、映画鑑賞料金。
どこまでがプライベートで、どこまでが事業に関係する出費かご説明する必要があります。この部分は境が不明な点が多く否認される可能性が高いものになりますので、経費にする際は注意が必要です。
税金の計算を間違えていないか
漫画家の皆様は基本的に源泉所得税が引かれています。
計上する売上は源泉所得税が引かれる前の金額なのか、源泉所得税が引かれてからの金額なのか。
このひとつの仕分でも税額は変わります。
ほんの一部ですが、税務調査官はこれらを細かく見ており、計算が合っている事はもちろんですが、説明をできる事も大事になってきます。
Summary
日頃から正確な入力作業や確定申告を行っていれば全く問題ありません。
汐留税理士事務所では、税務署への届け出なども行っております。
届け出などは漏れが発生しやすい部分ですので、些細な事でも構いませんので、ご相談ください。
汐留税理士事務所は漫画家の月次の領収書の入力、会計帳簿の作成、確定申告、税務調査等、すべてをお任せいただく事も可能です。皆さまには、より執筆業務に専念できるように様々な形でのサポートプランを用意しています。
また汐留税理士事務所には国税庁OBやこれまでの経験で税務調査を得意とする部分ですので、税務調査の際には、是非ともにご連絡いただければと思います。